敬天愛人ー南洲翁遺訓 | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

南洲翁遺訓を読んだのはこれで3度目。
ただただ、圧倒され続けた2回。

西郷隆盛という人物の実際の行動は、書物で見聞きするしかないが、その言動一致の様は文字として読むだけで心動かされる。

西郷隆盛という名前を聞くと、思い浮かぶのは山岡鉄舟との無血開城のシーン。
この偉人の胆力があったからこそ、「革命」は進み、今がある。
http://www.geocities.jp/ikiiki49/page006.html

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言動一致は、そうあるべきというのは正論だけれども、実際は至極難しい。
心と体が一致するということ。

それはまさに「敬天」と同義であり、自分以外の何かとしての創造主である天を敬うことから生まれる。天を敬えばこそ、仁義に基った判断の上で行動が一致される。

自分を愛し尽くしたところで、残るものは虚。

何程制度方法を論ずるとも、其の人に非ざれば行われ難し。
人有りて後ち方法の行わるるものなれば、人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり。


やはり、大事は「人」。
人としての器を磨き、大きくなりたい。

思っているのに叶わない自分が毎日、毎晩、悔しいと思う。

悔しさに慣れてしまっているのか。
無気力な悔しさをバネに、すべてを打破する気力を持ちたい。

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は
始末に困るものなり
この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を
共にして国家の大業は成し得られぬなり


始末に困る人間。
僕は、憧れる。

うまく言葉がでてこなく、反省のメモ書きのようになってしまった。

「敬天愛人」という言葉を胸に、1秒1秒を大事にしたい。

道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。

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